一年の計は元旦に有り




がむしゃらに探して
それなりの言葉と
それなりの世界を
描き続けてきた





こんなものは自分の求めているものではない
望んでいるものでもない



いくら進んでも求めるものはなくて
いつの間にか たくさんの時が過ぎていた





新たな一年の始まりの日
突如 求めていたものがやってきた
いつもの何ら変わりないあの場所で
それはふわりと舞い降りて
望んでいたものを映し出した





自らが立つ目の前の光景
その先に目指すもの



大丈夫 私は得た
目の前には荒れ果てた道しかなくても
空には光が満ち溢れているから
自分の足で歩いていける