狂人たちのカプリチオ(狂想曲)
いつだか 何処かの誰かが言っていた
「本当に狂っているのは、こんな世界で生きている自分たちなのかもしれない」
ここ最近の荒唐無稽な出来事は
狂人たちの演目だったわけだ
狂っているのにも気がつかず
世界を正しく導くつもりの愚か者
その目は何を映している?
その目に映る「美しい世界」は 本当は歪んでいるのかもしれないよ
誰も本当の世界なんて見えていないけれど
狂っていると決めつけられた人は
本当の世界を見たのかもね
あまりの世界の醜さに
嘆き 苦しんで訴えた
少しでも世界の真実を分かってもらおうと
でも それは凶行にしか見えなかったんだ
悲しいかな
この世界の人達はみんな狂っている
多勢に無勢
排斥されたよ
このまま 狂って 狂って 狂い続けたら
正気に戻れるのかな
もし 戻ったとき見える世界はどんなものなのだろうね
なんて
こんな事考えていることが 狂っている証拠なのかも