透明に Side/Yuil*Poet←Smile




多分 好きだったんだ
それがわかったとき
大変なものを好きになったことも
わかったんだ





小さいけど
確実な光をもつあの子
その光が誰かを照らすとしたら
あの人だけ





そして
あの子を包みこむ闇も
あの人からのものだけ










今のポジションが心地いい
この関係が一番いい
それを自分から壊すのは無粋だろ?
ただ自分が
諦めればいい
想いを隠せばいい





透明に そう 透明に
身体も
心も
透明に隠す
確かにそこにあるのに
見えなくさせる透明に










−−−−−そして
ここに残るのは
いつもと変わらない笑いだけ



end





2003/01/05